タイヤ交換の4つのポイント
梅雨の時期が近づいて、雨が多くなってきましたね…
ジメジメしてきて、梅雨対策をされている方も多いのではないでしょうか?
実はクルマにも梅雨対策が整備の面で必要です。
最も重要なのはタイヤではないでしょうか?
「でも車検通してるし、交換って必要なの?」
この車検の整備の関係に関しては、またお話し致しますが、結論から言えば必要になります。
ではいつ必要になるのでしょう?
1.タイヤの溝が無くなったら交換
そもそもタイヤの溝は、雨の日に水捌けを良くする為に付いています。
新品の靴は雨の日も滑りませんが、靴底がすり減った靴は雨の日滑りますよね?
クルマも同じで高速や急ブレーキで止まらない、急ハンドルで曲がらず滑るといった事から事故に繋がります(汗)
車検待っていると、その間にも溝は減りますし雨は降ります。
そんな時に急ブレーキの場面があるかもしれないのです。
つまり車検を待たずに、自分で気がついたり指摘を受けたら交換すべきだという事ですね。
細かく溝の深さを測るなら定規が必要になるかと思うのですが
新車:10〜8ミリ
性能が落ちてくる:3〜4ミリ
車検を通らない:1.6ミリ以下
となります。
つまりだいたい3ミリ位の所で交換すると、丁度良いタイミングでないかなと思います。
2.古くなって亀裂が出てきたら交換
これに関しては様々な意見があるかと思います。
「ほとんど乗らずに溝が減っていないタイヤでも、交換しなければいけないのか?」
私の意見は、乗車するのであれば交換が必要です。
古くなった輪ゴムはすぐ千切れますよね?
タイヤも同じであまりに古くなると、衝撃に弱くなったり、安全性を保つこもが出来ません。
ゴムはどうしても経年劣化をして、何年も経つと本来の設計した性能を出すことが出来ません。
この状態で乗車すると、やはり事故の原因になり得ます。
個人的な感覚では5年以上経つと、ゴムとしての劣化が顕著に現れるかなと感じます。
4年目のタイヤです。使用方法にもよりますが、だんだんヒビ割れてきますね…
ミゾの残量から見ても、もうじき交換といった所でしょう。
番外編.パンクしたらどうする?
パンクはもちろんご存知ですよね?
何かしらの原因で空気が抜けて、ご覧の通りペシャンコになってしまうものです。
案外ゆっくり抜けていく事が多いので、気がつかない事も多いのも厄介です(汗)
こまめにタイヤの空気圧をチェックしていれば防げるので、ガソリンスタンド等でこまめにチェックしましょう!
しかし意外とビックリするのが、パンクをしていても平気で走ってしまう方がいらっしゃる事です…
画像の様なペシャンコの状態でも平気でバイパスを走行している方を何度も見ております…
そのまま走行するとパンク修理が出来なくなるだけでなく、ホイール等も破損してしまい思わぬ出費に繋がります。
スペアタイヤに交換するか、保険やクレジットカード等に付いているロードサービスを呼びましょう。(これも意外と知らない方が多いです。)
3.どんなタイヤがいいの?
これは車種や使用条件によるので、一概に言えません。
ミニバンにはミニバン用タイヤ
スポーツカーにはスポーツタイヤ
セダンには静かな高級タイヤ
などなどですね。
この点は店頭で店員さんが、ベストなタイヤを提示してくれる事でしょう。
しかしネットで検索をすると最安値は海外製のタイヤ。
「安いのがいいけど、安全性とかは大丈夫?」
これも個人的な意見になりますし、メーカーや銘柄にもよるのですが
安全性には問題はないはず。ただし品質は良くない。
モヤモヤしますが、こんな所です。
安全性に関しては日本で既に10年以上使われているブランドもあるので、信頼されている所もあると思います。
ただしブレーキ性能やウエット性能等、絶対的な性能や耐久性は値段が下がるにつれて下がるはずです。
問題は品質です。
ロードノイズ(道路とタイヤから発生する、「ゴー」という音。)がとにかく酷いです。
以前知人の車両に、新品の海外製格安タイヤを装着していた事があります。
しかしロードノイズが我慢出来ずに、早々にタイヤ交換をしてしまいました(汗)
因みにタイヤ交換をしたら、ロードノイズは解消されました。
4.安く交換するには?
ネットでタイヤを購入しましょう!
最安値のタイヤは店頭のタイヤよりもかなり安いと思います。
では交換はどこで??
タイヤを持ち込みで交換してくれる整備工場が地域にあると思います。
高めの工賃を取られるかも知れませんが、先に確認だけしておけば、ネットが安いか店頭が安いか確認できますよね。
私の地域だと、持ち込みの工賃で1万円以下になる事が多いようです。
サイズの大きなタイヤ程、この方法が有効になると思います。
(因みに軽自動車のサイズだと、店頭でもほとんど差はありません。)
如何でしたでしょうか?
タイヤは命を乗せて走るクルマと地面を繋ぐ唯一の部品です。
溝が無くなったタイヤで、土砂降りの雨の日にスリップしたら?
高速やバイパス走行時に、古いタイヤが急にパンクしたら?
そんな事態に陥らない為に、時々でもいいので空気点検や残溝の確認をしましょう!